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・・ 計画概要 ・・ |
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敷地は山を北背景にした緑の豊かな地域の新宅地造成区画の1画でした。
敷地南側には近くの大通りの抜け道があり、昼夜問わずひっきりなしに車通りがある立地です。
この敷地は間口が狭く、奥に従って広がる扇形形状。南側間口のため、庭とガレージ、玄関へのアプローチをどう配置するか、また借景をどう活かすか、など配置計画が難しく何度も敷地に通いました。 |
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計画当初では中庭案も考えましたが、ガレージを考慮すると無駄に面積をとってしまうので中止。南の狭い間口側にガレージ、玄関アプローチ、リビングにつながる庭の3点を確保するのが難題でした。 |
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そこで下記のように玄関形状を三角形にしました。無理をすれば車2台が停められて庭も確保できる。玄関からリビングへの廊下には大きな開口を設け、リビングとの引込み戸を開口すればリビングと一体で使える空間になります。 |
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計 画:2010年 7月〜 / 着 工:2010年 10月〜
完 成:2011年 3月 16日 |
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三角の玄関に入るとダブルアプローチになっています。
こちらは来客用。リビングへ行く途中、テラスにもつながっており、明るく広がりのあるアプローチになっています。 | |
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家族用アプローチでは雨がっぱや傘、ベビーカーや宅配パレットを収納できる造り付け収納があり、キッチンへ直行できます。留守中の風通しを考えて格子付きの小窓を設置。 | |
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キッチンは無垢の杉板を主材料にしています。
シンク廻りのカウンターは人造大理石、コンロ廻りはステンレスカンターと用途別に材料を使い分けています。
リビングからは雑然としがちなシンク手元は見せないようにカウンターを設け、カウンター越しに家族の様子、リビング窓からの借景を眺めながら作業を行えます。
リビングからは冷蔵庫が見えないようにしています。 | |
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リビング・ダイニング
天井の照明器具を極力減らしています。
明るさは漆喰天井を活かして間接照明で確保。 | |
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リビングの1画に長机を造りつけしてワークスペースにしました。
壁はホワイトボード貼りにして家族の伝言板にしました。
ホワイトボードのペンを置けるように壁上に溝を設けています。 |
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洗面・脱衣室
北側の条件の悪い場所ですがトップライトによって明るい洗面になっています。
洗濯物を干せるように広めの部屋にしてあります。
造り付けの抽き出しは縦1列が家族各人専用になっていて、干してある洗濯物をカウンターで畳んですぐに各々の抽き出しに仕舞える合理的な使い勝手になっています。 | |
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洗面所で使用している大中小の抽き出し。
これらの抽き出しはレールを使っていません。その代わりに引いた時に箱が落ちないように落ち止めの金物を付けています。
これで、いきなり抽き出しが外れてビックリ!となる心配がありません。 |
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子ども部屋/寝室
お子さんがまだ小さいので子ども部屋と主寝室は間仕切りをしていません。将来的には子ども部屋、旦那さんの書斎、寝室に分けられる予定です。
子ども部屋は4畳半づつになる予定で、
各々が2カ所の窓を持てるようにしてあります。
今は元気に駆け回るお子さんの格好のプレイルームです。 |
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ハシゴがお子さんの遊んでいるところに倒れたら大変!ということで、簡単な方法で倒れ止めを作りました。これで安心。 |
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寝室奥にあるウォークイン・クローゼット。一部に布団棚を設置してあります。
吊りポールは6m分あります。風通しの為に小さな窓を設置。 | |
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毎朝目覚めたら季節を感じられるといいなと思って、寝室・子ども部屋前の一画に借景を眺められる洗面台を作りました。朝起きて洗顔して顔を上げると新緑や紅葉を発見できるわけです。 |
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ロフト 外観から見張り台のように見えるロフトの窓は換気用です。滑り出し窓なので天候を気にせず開け放せます。使い勝手を考え、ロフトの天井をフラットにしました。残念ながら、この形状のロフトは法改正でこれからは作れなくなってしまいました。 |
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