□郊外丘陵地にたつ家族4人+犬のための住宅。
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冷房を使わない暮らしを性能的に要求されたことから、
徹底して敷地環境を読み解き、風通しから全体の構成/形状を決めている。
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1階はすでに成人している4人の個室群はそれぞれ独立したBOXとしているが、これは就寝と荷物のためのスペースでありそれぞれの物置でもある。
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配置により敷地には4つの庭と室内には土間廊下が生み出されている。これらのスペースは犬のためである。したがって、屋内と屋外は自由に出入りすることになり外部のような扱いであることから1階はすべて土間となっている。
□ なお4つの庭は家族の留守中にも十分な通気と換気が行えるように、2階フロアによって、深い庇となっており、雨に対してドアをあけることが可能。
□ 住宅地でありながら敷地の全周囲に景観が取り込める条件から、家族の集まる2階フロアはひとつの大きな屋根で覆い、四隅に窓を抜くことで室内の奥行き感を無くし、屋外で日除け小屋に入ったような場所を目指している。 |