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まずは眺めについて格段の配慮が必要でした。 |
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公園側への大きな窓やテラスの存在は住み手が緑を感じることができる 一方で、 多くの人にも見られてしまうことは避けたいという気持ちがありました。
初期案で解放的な窓の扱いを改め、四隅を窓にすることで住宅内の距離感を調整し 遠くを眺めることを意識した窓になりました。 |
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2階部分はLDKや水回りといったみんなが使う集まる場所。 |
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7.8m角の正方形。対角線で11mの長さを見通せます。この集まる場所は大きな屋根に覆われるイメージで、ソト(外部)のように もウチ(室内)のようにも感じられるようにワンルームでありたいと思い、屋根を支える柱をなくしました。また屋根の重さを感じさせないために、頂点にトップライトを設けて光を導いています。 |
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1階部分は中心に階段。 |
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方位上の東西南北それぞれに小さな個室を配置
して十字架のようになっています。 2階が正方形のため1階の四隅はす
べて2階が庇のように張り出しており、雨がかりを遮ることができるの
で、それぞれ縁側、野菜作業庭、駐車場、玄関ポーチになります。逆に
2階から見ると4つの方位に1階が張り出していますが、その部分をバ
ルコニやトップライトとして利用してます。
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屋根の形は隅棟(すみむね)がすべて屋根の頂点に集まる方形造りを水平に45度回転させた形状。
これは雨樋をなくそうと考えたもので森林に近い土地柄からのアイディアです。
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