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南多摩 U邸
竣工当時、南多摩駅のホームから丸見えだった南側外観
設定建設コストが厳しかったため、ローコストで要望された面積を実現するために
1) 単純矩形にすること 2) 高さを抑えること 3) シンプルな仕上げにすること
キッチンで作業している様子が少しだけ見えるようにしています。 照明は特製の配線ダクトを加工してアームから好きな器具を吊れる仕掛け。
廊下を挟んで向い側には食品庫があり、買いだめの食品や季節ものの食器などを十分ストックできる収納場所になっています。
玄関は車椅子対応のバリアフリーですので、土間と床のレベル差がありません。玄関内のベンチは靴を履く際や荷物をちょっと置く際の配慮で設置しました。ここに郵便口からの配達物が落ちてくるようにしてありますので、わざわざ外に出ずともよいようになっています。
また、外から雨水などが侵入しないよう、引き戸の外には隠し溝があります。
手摺の位置は右麻痺の症状に合わせた必要位置に写真に映っていない場所にも数多く設置しています。
2階北側に設けたテラス。駅から丸見えの南側に洗濯物を干すわけにはいきませんので目立たない北側にテラスをつくりました。しかし日当りが悪くなってはいけません。今回、建物高さを抑えたことで、北側でも南側と同じように日当が良い干場をつくることができました。また北側は幹線道路に面するため、壁を高めして、道から見られないように配慮しています。
■ 建物外装はメンテナンスフリーの仕上材を選出し、 内装は自然材料にこだわり、プリント合板材などは使用せず、木無垢材を床/天井/家具に使用して暖かみのある部屋をつくりました。