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二俣川の家

・・老後を快適にすごす・・

私達が考える 家づくり
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正面外観

計画概要
 何十年も住んできた想い出ある家の建替えです。
隣家でぴったりと囲まれていて陽当たりが悪く、日中も電灯が必要な既存建物。
今まで日中は仕事で外出していたので陽当たりはそれほど問題ではありませんでしたが、子供達が巣立ち、これからの長い老後を一人で過ごす家となると「陽当たりの確保」と「バリアフリー対策」を強く希望されました。
計画案
  アプローチから2階へ至る主動線を小路に見立て、路地はそのままゆるやかな階段で2階へと続き、その沿にキッチン家具、水廻り、収納、客間となる杉板BOXが配置される構成。家具はすべて神奈川県産の杉材。路地の終着部は長いトップライトによって天空を見上げる空間です。

  生活のメインとなる居間、寝室、風呂を2階にして、トップライトで周辺状態に影響されずに陽当たりの良い明るい空間を提案。階段の段差は基準よりも緩くしてゆったりと上れるように配慮しました。

 2階をメインルームにすることにお施主さんは「バリアフリー対策」の面から不安そうでした。「段差なし」だけの為に他の快適さを捨てるのは勿体ない。「バリアフリー」=「段差なし」は身障者の為のもの。何より未知の未来の為に今の快適さを犠牲にするのは勿体ないのではないでしょうか?高齢者の為の「バリアフリー」は、寝たきりにならないために軽度に鍛えられ、且つ、身体機能の衰えをカバー、いざ必要な時には改築対応できる建物にしましょうとの提案に、快諾して頂きました。
スケッチ


 木材種を決めようとお施主さんと工務店へ。
そこでお施主さんが真っ赤なアフリカンパドックに一目惚れ。
この木材は日本には製材しているものがなく、材として使うなら丸太買いしなければなりません。
もしかしたら中身がスカスカの空洞かもしれない・・
リスクが大きい事を説明しましたがお施主さんの心は揺らぎません。
そこまで惚れ込んだならと、アフリカンパドック材を仕上主要材として採用!

丸太は名古屋港に届き、そこで製材がされると工務店から説明があると、「是非、立ち会いたい!」とのお施主さん。そこでお施主さん、工務店、設計が連れ立って名古屋の製材所へ行くことになりました。
名古屋で製材の立会い 2003年 5月28日
水中養生 真紅の木屑 空洞なし 製材完了
水中養生で苔だらけ。
人の背丈ほどある丸太です。
水から引上げて刃を入れると真っ赤な木屑が飛ぶ〜 やった!
丸太の中に空洞は無し!
製材完了。
これから乾燥室へ

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着 工 2003年6月〜
息子さん手伝う 太ったく〜ちゃん 家具
2003.09.26
息子さんはお母さんとの同居を決め、工事もお手伝い〜
 2003.09.26
く〜ちゃんが仮住まいのストレスで太った事が発覚!
せっかく取付けた猫扉も通れないんじゃ?!どーする?!
2003.11.12
今回は神奈川県建具協同組合青年部の協力で造り付け家具、キッチン家具、建具の製作すべてを神奈川県産材で製作。建具職人の技が集結。

完 成 2003年11月16日
小路
玄 関
ベンチは跳ね上げ式収納になっています。
1F個室
1階
県産材で作ったキッチン
2階キッチン家具はすべて神奈川県建具協同組合の青年部が
神奈川県産の杉間伐材で製作カウンターのみ、無垢サクラ材です。
跳ね上げ収納
キッチンカウンター前には跳ね上げ式造り付けの収納
2階LDK
2階 LDK

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水廻りのトップライト
2階 水廻りの上のトップライト
隣家に囲まれていてもこれで明るさを確保
洗面
洗面所では・・
シンク前の窓を活かすため、可動鏡を2カ所仕込みました。
左収納のドア裏と右収納の壁側から引出し式で鏡が出てきます。
猫ドア
くーちゃんがベランダに出入りする為の猫ドア

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「二俣川の家」のつれづれ日記
2007年03月22日
竣工4年目
2009年10月28日
建具にガラスを入れました
2011年12月09日
竣工9年目

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