□ 前面道路幅３０mの商業地域における、敷地２０坪の小住宅。 南側には高層住宅がそびえ、周囲から覗かれる立地である。

交通量も多く、音・空気が良好とは言えず郊外住宅の「家＋庭」とは違った住まい方が求められた。

家族4人が暮らすために必要な矩形のヴォリュームを設定し、 わずかに見える横浜港への視線を期待して南西方向を外部として抜き取り、そこに外気を感じるテラスを設けた。

小さな矩形の住宅に外気を感じる場所、
外部を引き込む仕掛けを、いくつも設けることがこの住宅のデザインの主題です。

□ 1960年代に建てられたRC3階建ての建物は老朽化が進んでおり維持していくのもとても大変とのこと。自分達で手を入れ、メンテができるように木造平屋に建て替えて、原点回帰を目指すことにしました。

□ 10年ほど前、ご実家を建て直して２世帯で住むご依頼があり、計画を進めていた住宅。しかし、そのさなかにご不幸があり、残念がら頓挫。そして10年を経て、ご依頼があり、計画再始動です！将来のことを見据え、敷地面積は半分、だけど世帯は増える２世帯住宅