鈴木アトリエ
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「House1300」
私達が考える 家づくり
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日記
diary

・概 要・
[敷 地]

敷地
国道から少しばかり入った閑静な住宅地


神奈川県相模原市
第一種低層住居専用地域(50/100)
準防火地域
高度地区指定なし・最高高さ10m以下
敷地67.50平米 (20.41 坪)
[建 物]

□ 

延床面積: 67.26平米(20.34坪)
構  造: 木造
□  規  模: 地上 2階建て

模型
計画建物模型

[施主 要望]

2005年8月より打合せ


家族構成:夫婦+子供(2才,0才)の計4人
1世帯のみの住まいを希望
土地購入も行った為、建物工事にかけられる
予算は1300万円のみ(設計料は別)
建物は肌に触れる部分が木の温もりが感じられるものが希望
3階建ては不便に感じるので、2階+ロフト程度がいい
延べ床面積で25坪程度が理想だけど
それ以下でも工夫して生活は出来ると思う
カビの生えない充分な通風と採光がほしい
テレビはあまり見ない生活をしている
和風モダン系要素がちょっとあるといい
車1台分の駐車スペース
収納スペースは十分確保したいが
みせる収納ではなく隠す収納が希望

[設計提案]

事務所に相談に来られた時に予算を聞いて
最初は正直、断ろうと思いました。
しかし1300万円で家を建てる事に何か意味を見いだせるかも知れないと思い直し、仕事を受けることにしました。
経済性、システムでの設計では住宅メーカー、不動産屋と変わらず意味が無いと思い、どうせ創るなら他の家にない「特別な場所」3つ設定しようと考えました。
この住宅は2階建てであるが4層の住宅となっています。
玄関土間から利用できるロフト扱いの床下4.5坪基礎躯体のまま利用する「地の間」
(玄関土間からの収納、寝室クロゼット子供たちの基地)
2階には宙に浮くベランダ=「舞台」
(洗濯や日曜日のランチに使う必要十分な2坪)
主室の中心に1坪ほどのテラス「天の間」
穴からの陽光が時示し、夜は月あかりで部屋を
ぼんやりと照らします。外部ですので雨も入りますが天気の良い日は蔀戸を開け、主室を半屋外にできます。
結果的に、生活のための言葉を借りつつ、実は住宅内部に精神的な場所を設けようとする試みであり現代的な住宅の様相に見えながら、日本の伝統的な神社仏閣建築にみられる構成要素に沿うことで住宅に豊かさの仕掛けを持ち込む試みになりました。

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