建築雑誌の取材に同行して、恩師の白濱謙一先生の住まいであった箱根山荘へ伺いました。
白濱先生は2010年に他界され、今は奥様が家を守っています。
久しぶりに伺った箱根山荘、深緑と同化した外観、通り土間のアプローチ、上階から差し込むあかりが美しい玄関ホール、すべてが褪せることなくそこにありました。
中でも、リビングは先生と夜遅くまで話したことや様々な思い出があってとても懐かしく、床のギリシャのペブルモザイクを指で触ってみたりして、室内からの素晴らしい眺望をまたみられたことに感謝でした。
上記3月の日記のタイトル写真がそのリビングからのすばらしい眺望です。既製のアルミサッシではなく、手作りのビッグサイズの片引き木製サッシでありながら、とても軽く開閉できるのです。さすが白濱先生の設計。
この日、料理上手で評判の奥様、なんと私たちのために節句料理を準備してくださっていて、びっくりするやら嬉しやら。
せめて洗い物や料理運びは手伝おうと作業に合流。奥様の音楽仲間のご夫婦がお手伝いに来られていたので、ご挨拶をさせていただきましたが、、後に、その旦那様が建築士会の私が所属する委員会の退職するメンバーの後継者としてやってくるとは思いもよりませんでした。縁とは不思議なものです。 |