|
・・ 宮原の家、その後14年目 ・・ |
11月16日(日) |
「宮原の家」は竣工してから13年が経ちます。
どの家も竣工してからだいたい10年前後でどこか傷みが出てくるのですが、特に給湯機や衛生設備機器などの設備機器は寿命が10年といわれているで不調子が最初に現れてきます。こればっかりはお施主さんがいくら日々、家のメンテナンスを頑張っていても避けられません。
「宮原の家」も同様の不調が現れたと連絡が。 やはり設備部品の寿命・・キッチン水栓のパッキンの寿命による水漏れ。他にも家具丁番や外壁の傷み等が出てきており修繕を行うべく工務店に見積をお願いしました。
|
|
新築竣工から10年間は、大手メーカーで購入しようが、町の工務店で建てようが、どちらも同様に保証をしてくれる国の制度が現在はあるので安心ですが、その保証が切れる10年後は必ず家に傷みが現れ修繕費が大なり小なり掛かります。 大手メーカーは10年目に有料メンテナンス点検を行うことで自社保証を継続するシステムがあるようですが、その費用は何百万円と掛かるようで二の足を踏む人も多いようです。
私達がいつもお施主さんにお勧めするのは、「修繕費の積み立て」を行ってもらうこと。竣工10年前後には、必ず家も歳をとり、修繕が必要になるのだから、そのための費用を少しずつ10年かけて貯蓄してもらえば、その時が来た時に困らなくて済むのです。 もちろん、床のワックス塗りや外壁の塗装などのメンテナンスを気にかけて行っていれば10年後の修繕費軽減が多少はできますので、日々のメンテナンスは行うことにこしたことはありません。 体の健康を維持することにちょっと似てますね。
|
↑ このページのトップに戻る
|
以前から欲しかったダイビングのライセンス。 先月の忙しい時期でしたが、随分前から予約してもらっていたので(言い訳)、沖縄へ行って講習を受けてきました。
私はもともと水泳部。 大学時代はYMCAの水泳インストラクターもしておりましたので、水とはお友達。 手のひらに水掻きがついている時代もありました。(そんなわけないだろっ!) 高校生の頃の進学希望先は琉球大。そこに入って毎日泳いで暮らすものだと思っていたのですが、なにを間違ったか、半文系の私が工学部の建築学科に入り、ずっと図面とにらめっこしてるうちに体がすっかりと陸上用に変質し、見事に海の似合わない体型に。もっぱら水族館で魚を眺めるだけの寂しい日々。
そうはいっても、ここ数年我慢できなくなり、シュノーケリングを夏にやっておりました。そして、ついに酸素を背負って潜ることが実現しました。 幸運なことに、ライセンスを取って、はじめてのダイビングでマンタに遭遇しました。こんな幸運はなかなかないですよ!と指導員。たまには良いことありますね。 |
↑ このページのトップに戻る
|
|
最近、ずいぶん忘れっぽくなって、色んなことをすぐに記憶から消してしまうのだけど、このところ時々思い出す造形が2つあるのです。
ひとつは、先月行った沖縄で見かけた蔵。 用具入れと、馬、牛などを入れておく蔵のような馬小屋のようなものなのだけど、このプロポーションが、なぜだか頭から離れない。平屋のようなプロポーションの寄棟屋根。並んでいる柱の引っ込んだ空間の高さは1.6mくらいでちょっと低く、その上に雨よけの板壁が並ぶだけの倉庫なのだが、、ちょっと素敵にみえるのだ。勝手に2階建ての住宅の外観に見立てているのかもしれないけれど、この上下階の絶妙な比率にちょっと心を奪われている。
それともう一つは、昨年秋にfacebookで誰かが掲載した写真。
多分ストラトヴァリウスのような有名なバイオリンの胴体の内部を撮影したものだろうが、この空間がなぜか古くからある素敵な音楽ホールにみえる。fホールから入ってくる光がトップライトのように何ともいえず素晴らしい。素敵な音色が聴こえてくるようです。
外部と内部。最近この2点。気になっているのです。 近いうちに、そのようなスケッチを見かけたら、これがネタ元ですので、大目に見てヤッてください。 |
↑ このページのトップに戻る
昨年の神奈川大学28号館に続き、幸運なことに
今年は国際センターの設計を任されている。 昨年から建築学科の中井先生の研究室の大学院生が授業の一環としてスタディを繰り返し方向性を絞り込んでいたのですが、ようやく春から実施設計に取りかかっておりました。やっとすべてが整い、見積入札の段階になりました。
しかし!このところの物価上昇か、建設ブームのあおりを受けて、入札に参加するゼネコンがなかなか見つかりませんでした。
|
|
ようやく必要数を確保したとホッとしたら、 出てきた金額は、予想をはるかに上回るものすごい金額オーバー! (そもそも2年前に組んだ予算ですので、仕方がないのですが) 見積書を見たときは正直、計画自体がとんでしまうかも!?と思いました。
こりゃなにか対策を考えないと!と考えていたら、ある時、目にした「国交省」の木材の積極利用した建築物に対する補助金の募集広告を思い出し、 早速、申し込みしてみることにしました。 まるで宝くじに当たるのを祈るように、書類を整えて締め切りに合わせて提出してきました。 さぁ、審査が通過して補助金がもらえますように!願うばかり・・・ |
|
↑ このページのトップに戻る
|
<<「つれづれ日記」目次に戻る<<
|
|