・・ 「大岡山M邸」1年点検 ・・ |
12月7(土) |
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建ぺい率50%、容積率100%という第一種低層住宅専用地域の建物は、
欲しいと思う部屋数がゆとりをもって取れないことが多く、こうした場合、地下の容積率緩和を使う方法があります。条件は地盤面から地階の天井高さを1m未満とすることで面積が計算上ゼロになるというものです。
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「大岡山M邸」でもこの手法で地下をつくりました。 1年住んでみてのお施主さんのご感想は、「地下っていいわね〜、夏は涼しいし、冬は暖かいし」だそうです。 ま、地階のコンクリート部分には床暖房が入ってますから一度暖まると相当の蓄熱量がありますので、温度が一日を通してほぼ一定になるのです。
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また、地下と言ってもわずかに窓が取れますので、あまり息苦しくないのも幸いです。今までもこのような地下をいくつか作ってきましたが、どの家でも「作ってよかったわ!」と言われます。(費用が掛かるのは仕方が無いですが)
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そういえば、昔、地下を作るため、土地を掘ってみたら一度水がジャンジャン出た現場があり、その時はさすがに大変でした。ポンプ室をつくり、トンネル工法のプロに来てもらって止水して、ようやく水が止まり、地下ができました。 そこも掃き出し窓のある地下なので、住んでいると地下という気がしないのです。
容積がどうしても欲しい時、道路との段差がある敷地などでは有効な方法です。 |
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