鈴木アトリエ
トップにもどる

・・・・・Suzuki Atelier・・・・・

麦、千葉で散歩

つれづれ日記

2013/02月

  <<「つれづれ日記」目次に戻る <<


1日「世田谷E邸」その後・・・ / 8日「綱島台の2世帯住宅」その後・・・
15日 久しぶりに棟札・・・/ 22日 スタジオの壁に貼る木を選びに・・

・・ 「世田谷E邸」その後・・・ ・・ 2月1日(金)
 すでに完成してから早いもので3年目。
近くの寺がいつのまにか駐車場になっていたので写真撮影することができたので、
ようやく屋根の横姿を撮ることができました。

さて、この塔屋はなんだと思いますか?

屋根の横姿

じつはこれ、家の中心にあるのですが、北側の部屋に直接光をいれる(感じられるようにする)ことと、重力換気を利用した留守中の風抜きなのです。

世田谷E邸」は、お施主様が還暦を過ぎた御夫婦で、東京ビックサイトの住宅系展示会のJIAの展示ブースで出会い、その場で建替えのアイディアを話していくうちに意気投合し、設計をさせていただいた住宅です。

すでに家をいくつか建てて来た経験者でしたから、経験と熟孝を重ねてきたアイディアをたくさんお持ちでした。
リビングから見えない位置に置かれたちょっとした主婦のワークスペースや、出窓風干場のアイディアは奥様の長年の経験から。
玄関土間を広くしてシューズクロゼットを裏手に作り、仏間は玄関から一番近い位置に置くとよい、なども御夫婦のアイディア。

今思えばずいぶんと私が教わることが多かったです。
訪問の帰り際にうれしいメモを頂きました。

リフォーム後
玄関
リシューズクローゼット
奥様用ワークスペース

<<ページトップに戻る

・・ 「綱島台の2世帯住宅」その後・・・ ・・ 2月8日(金)
「綱島台の2世帯住宅」は完成してもう7年目。
当時予算がなくて天井にラワンベニヤを貼りました。
当時見学会を行った際、このベニヤを貼っていることが来場者に不評でした。
肌も荒々しく、見た目が安いっぽいという理由です。

その家もすでに7年目。
オイルを塗ったベニヤはようやく焼けてきて、良い色になりました。
まるでウオルナット!に見えます(笑)。

時間が経って、ようやく素敵になる。
我慢は必要でしたが、こうして年月が経ってみるとその良さが際立ってきます。
今では見学する方で、これがベニヤと思う方はもういませんね。


リビング


<<ページトップに戻る

・・ 久しぶりに棟札・・ ・・ 2月15日(金)
「白楽T邸」の現場は、ようやく2月4日に上棟しました。
密集した狭小地で、かつ私道の一番奥という泣けてくる立地なのです。
職人さんたちは材木の運びも含めてすべて手作業です。
さすがに作業で腕がパンパンになったようで、いつもの若い大工が、ちと疲れているようにも見えましたね。

夕方から上棟式。現場でお清めと献杯をしました。
工務店の木匠さんがいつものように上棟時に立派な棟札を作ってくれました。
この棟札はお客様に一度持ち帰ってもらい、裏面に好きなこと・思いを好きなだけ書いて、新築の住まいの天井裏に収めるという、タイプカプセルのようなものです。

次の世代?あるいは孫の世代?いつになるかは分かりませんが、
こうした記録を天井裏から見つけ出し、その時代を生きた人達のこと、暮らしていたことが分かるなんて、なんか楽しい気がします。


上棟式式次第 棟札



<<ページトップに戻る

・・ スタジオの壁に貼る木を選びに ・・ 2月22日(金)
「日吉K邸」には『写真スタジオ』が設置されます。
先週、その壁面に貼る板を選びにお施主さんとともに工務店へ出向きました。なぜなら、いろんな種類の板を混ぜてはる壁面を1箇所作りたいとの希望でしたので、実際に本物を見て色目を選ばないと難しいと判断したからです。

大体30%つづの割合で4種類の色の板を並べて、
バランスをみてみました。
花梨/チーク/タモ/タガヤサンなど、こうした樹種は主に針葉樹ではなく、広葉樹の節のないタイプになります。

さて、この出来上がりは5月完成のスタジオにてお披露目です。見学会の開催も予定しておりますので、お楽しみに!
工務店へ

上棟式 板を並べて 板
上棟式 板を並べて検討中 さて出来上がりは如何に



<<ページトップに戻る



<<「つれづれ日記」目次に戻る<<