次は仕事モードで佐藤木材へ。ここには以前「材木屋Yさん」として2006年3月18日の日記に書かせてもらった吉畑さんが転職されていて、私達の案内役をしてくれました。広大な土地に社寺仏閣で使う高価な木材が山のように積んでありました。通常住宅じゃとても使えません。住宅で使う造作材ももちろんありましたが、存在が希薄。。。この高価材木、いったいいくらなのかとよく目を凝らして見ると、1本で車が買える程!他にプレカット工場も見せてもらい、それでもさっきの材木の迫力に溜め息をつきつつ、一行は今日の宿、北茨城の二ツ島観光ホテルへ。
このホテルは海岸の目の前。去年の東北大震災で津波の被害を大きく受け、リニューアルオープンしたのだそうです。部屋から見える「二つ島」には震災前には松が生えていたそうですが、今は何も見えません。
夕食は胃が壊れそうなほど名物のアンコウ鍋を食べて、絶景を眺めながら温泉に入り命の洗濯をさせてもらいました。そしてぐっすり就寝。。
明くる日、近所に岡倉天心が思索する場所として海の縁に建てた六角堂を見学。実はこの建物も大震災の津波直撃で破壊され土台しか残らなかったそう。茨城大が中心になって海底を調査し、流された六角堂の建材を回収を試みるも木材は見つからず、以前の姿そのままに新築で今年完成した建物。この六角堂内部は四畳半ほどの広さ、室内は何もなく、パノラマ窓から海が見えるだけ。思索するにはもってこいの贅沢な空間。そして少し離れた場所には岡倉天心の自邸。ここからも海が一望。
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