全然「日記」書いてませんねえ、、、と良く言われるこの頃。
新シリーズ!で書くように努力します。
NO,001「ペンキ屋ロバートさん」
別にサボっていたわけでは無いけれど、世の中に事件がありすぎて、
他の人のブログを読むだけでも大変なので、自分から日記を書くことを辞めてしまった。
今年に入って現場ばかりなので、毎日外に出ており、各ネタには事欠かないのだが、
工務店の善し悪しを書くのも気が引けるし、政治についても何も言いたくない私は、
貝のように動かず、現場の職人を見つめる毎日なのです。したがって、これから日記はしばらく「スペシャルな現場な人々」について紹介していこうと思う。
今日は名誉あるケースNo,1は「某リフォームの現場で会った塗装職人ロバートさん」
始めて工務店から顔合わせで紹介されたとき、名刺を見てびっくり。全部カタカナじゃん。外人?? 聞けばプエルトルコ系アメリカ人。ペイントも直接オーダーするらしい。言われれば、大きな体と濃い顔が「小錦風」に見えてきた。そう言えば、アメリカの家はペンキ仕上が圧倒的に多いから、その辺のテクニックや仕事の違いもあるのかな?と思いつつ、進行するに従って仕事ぶりを拝見。
うーん!良い!とても仕上が良いではないですか!今までのペンキ屋で一番良いかも。
工務店の大工達曰く「俺たちの下地調整と不陸の直しがよかったんだよ!」とのお言葉。それもあるだろう。でも違う。何が違うのか、、、思い起してみた。
おお、そう言えばプラスターボードのジョイント部分の処理をする際に、今までよく見ていた、寒冷紗テープというファイバーの糊付きのものではなく、もっと薄くて糊のついていない、シルクテープを使っていたのだ。これをボンドで貼ることで、亀裂に対して劇的に強くなるとともに、パテの盛りを少なくすることも出来るため、仕上がりがきれいだったのだ。そしてペンキの種類も違っていた。仕上がった部屋の臭いですぐにわかった。「これは全く臭わないじゃん!」私の鼻はVOC感知器と言われる位に敏感なのでペンキ仕上は通常は好まない。微臭でも頭がクラクラしてくるからだ。しかし、今回は違っていた。通常設計図で指定するのはEP仕上(エマルジョンペイント)、SOP仕上(アクリル樹脂ペイント)の程度で指定し、つやなし、つやあり程度しか書かないので、その中身についてはペンキのメーカーもランクもお任せなのだが、ここでは「エコフラット100」というペンキが使われており、これはやはりローコストの中ではランクが良いものだそうだ。アメリカにももっと良いものもいっぱいあるそうだが、何も指定しなくてもこの配慮はうれしい限り。
これなら予算の都合で左官仕上に出来ない現場でも、問題なく使えそう!発見でした。
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