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〜どこに相談する?・どこに頼む?〜
まずは自分の考えをまとめる
前ページに書いたように、
必ずしも、設計事務所があなたに適しているとは限りません。
たとえば家電や車を買うように、家もカタログから選ぶように買いたいと思っているならあまり合わないかも。
「どんな家かまだ見えないけど、家を持ちたいと考えている。」
「具体的に決めようと思ったら、何だかいっぱい情報があってわからなくなった。」
「土地すらないが、家が欲しい。」
「予算が足りないと言われたけど、高いだけでは?」
「2*4もいいし、木組みもいい、いろいろ迷う。」
いろいろと思い悩むことがあれば、設計事務所に相談されるのがいいかも。
弁護士事務所と違って、我が事務所はまだ相談料金を設定していないので
現在はフリーってことになってます。
でも、こちらの時間が空いている時だけにさせてもらっていますが。
もちろんメールでの相談も受付ています。
設計事務所にもいろんなタイプがあります
設計事務所にもいろいろなタイプがあります。
おおまかに分けてみますと以下のようになります。
1:スーパー有名な建築家事務所。
TV雑誌などにもたびたび登場、大型物件いくつも手掛ける。
2:住宅を専門に設計している設計事務所。
「住まいの設計」や「私の家づくり」などに登場する
住宅中心に展開している事務所。
大体キャリア10〜30年くらい。
3:有名無名に関係なく流行にも影響されず、
固定客を抱えている設計事務所。
様々いますが、こうした中から次第に1や2になっていく。
4:まだ経験が少ないが設計熱意に満ちた若い設計事務所。
いかに経験不足をパワーで補えるかで勝負する。
この中で自然淘汰されて、残れたものが3になっていく。
5:構造や設備や電気などの専門分野の設計事務所。
6:ゼネコンや施工者の実施図を描くための専門事務所。
この中で設計料にはかなりの格差があります。
また、向き不向きもあります。
・デザイン力にはかなり優れていて話題性もある。
しかし、それだけのことも多く、設計料も含め、建築資金はかなり高額になる。
・提案・計画力に優れており、気の利くきめ細かい設計。
ただしそれなりに割高で、刺激はない。
・個性的で奇抜な提案が得意。かなり夢を膨らませることになるが、
建築資金が付いて行かないことも。
・お施主さんの要望と希望を100%完全に満たすことに全力のタイプ。
設計者のアイデンティティは良くも悪くも出さない。
まだまだありますが、そんな中で探すんですから、お施主さんも大変ですよね。
でも、最終的には、人間というか、相性・人柄で選ぶのがいいと思います。
家が完成した後も点検やメンテナンスやらと永いおつき合いになるのですから。
あまり深く詮索したり慎重になり過ぎるとかえって失敗すると思いますよ。
おおらかな気持ちで、しっかりとご自分の想いを具体的に話し、人を決める。
それが一番です。
また「賠償責任保険(けんばい)」に加入している設計事務所かをチェックした方がいいですね。この保険は設計業務ミスによる賠償事故を補償する保険です。
もちろん、私たち、鈴木アトリエは加入しております。
私の知っている限り設計事務所では、ハウスメーカーのように年収や貯金の残高を聞いたり、急いで契約を迫ったりはしません。敷居が高いと思っても、行ってみれば意外と気さくに相談に応じてくれるところが多いです。電話などで後追い営業がしつこくて困るという心配もないと思います。
設計契約は、お互いの納得がいった時点での契約となります。
ただ、相談は無料ですが、無料サービスでプランニング図を作成することはほとんどありません。以前は基本設計を無料で行う風潮もありましたが、設計士のアイデアにもきちんと対価を支払うべき、と設計士の地位向上のため設計士法も改正され、社会的にもこの流れが主流となったからです。
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工務店(大工)
工務店のなかにも様々なタイプがありますが、この先10年で、耐力のない工務店は全部 倒産していくでしょう。
話を戻して、工務店のタイプは?
1:設計は行わず施工のみを主業とし、技術に優れ材料調達力のあるスーパー工務店
設計図面を施工図にすべて書き直し、工事前に問題点を再チェックする。
工事中も現場に専任監督が付く。
料亭や富豪住宅などの施工を専門にしていることが多く、
金額も満足度もスーパー高い
2:設計・施工を看板に掲げ、基本的にメーカー既製品の組合せで家造りをする工務店
簡単なプランニングのみを行い、本来の設計業務は行わないのに
「設計料は無料」が売り文句
ハウスメーカーとフランチャイズ契約している事も多い
3:家族経営など小さいながらも小回りが利き、地域に根付いている工務店
宣伝はあまりせず、外部からはわかりずらいことが多い。
4:元々は他の業種から転身し、建設業資格のいらないリフォーム業を主とする工務店
などなど、ほかにも色々とあり、書き切れません。
設計事務所以上に様々なタイプがあります。でも、大まかには2つに分けられるかな。
『施工にこだわりを持ち、技術を磨いている工務店』と
『設計、施工、どちらも中途半端。結果、本来の施工がないがしろな工務店』
我が事務所でも安心してお願い出来る工務店を見極めるまでには、ずいぶん年月が掛かりました。 安心して任せられる事だけでなく、それぞれの工務店には得意分野があり、
(自然素材の取扱い、木材の調達力、コンクリート打放し技術、傾斜地の施工など)
お施主さんの要望に合う条件で紹介する工務店を変えています。
それを素人が短時間で見極めるなんて、かなり至難の業だと思います。
しかも支払う金額は設計料の比じゃありません。
今は小さな工務店もホームページを作り、大企業に負けない宣伝力をインターネットのおかげで 持てるようになりましたが、素晴らしいホームページと実際の施工レベルが比例するとは限りませんので、第三者の建築士としては、ちょっと釘を刺しておきます。
また、去年は良くても、今年になってひどかったり、同じ工務店でも、良い時と悪い時があります。
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ハウスメーカー(カタログ販売)
あまり書きたくないのですが、 後輩で某メーカーの展示場所長になっている男がいますが、その話を聞くと本当にひどい。
そもそも、その話を聞いのがこのHPを作ることになったきっかけなので
少し聞いてください。
某大手メーカーの展示場では、来場する顧客を「コイツいくら持ってるかなあ?」という目で観察するそうです。あなたが乗って来た車種、身につけている時計や鞄などをすかさずチェックするのです。会ってからより早くアプローチして自宅場所を聞きだし、資産を聞きだし、資金繰りを調べ、どこまで金額を引っ張れるのかを聞き出せるか・・それが勝負だそうです。
「住まいの希望も、理想も、要望も家族の暮らし方なんか〜の内容から相談が始まるのではないの????」と不思議に思うのですが、彼が言うことには、
「だって大変なんだぜ。展示場の場所の賃貸権、日曜日のイベント費、新聞チラシ、パンフレット、裏でコンピューターから家プランを選出する女性バイト、月々1000万くらいは掛かるんだから!」
私はぶったまげました。そんな金計算だけでやっているの?
まあ、商売と割り切るのならそれは当然なのかもしれません。
手続きを色々丁重にやっているからと言って、設計業務を丁寧に考えているのではない、1件あたり20分しか掛けないそうです。大体のパターンはストックがあるから、敷地と部屋数のあったものをセレクトして数案作るだけ。それ以上時間を掛けると経費ばかりがかさむからと言っていました。
なるほどこれじゃ設計料はいらないですよね。建築確認申請の手数料だけで十分じゃないですか。
まあ、やめとこう。戦う相手じゃないしね。
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