「妙蓮寺の家」本日、引渡しが完了しました!
幅5.78m、奥行6.82mというコンパクトな矩形の箱、 8寸勾配の寄棟屋根、延床23.8坪の住宅です。
外壁はモルタル仕上げ、窓を13枚に抑えた分、山形米沢製のデビューしたてのアルス製の木製サッシュを取り入れ、外観上のアクセントにしています。
玄関ドアを開けるとオイル仕上げの合板床が玄関土間です。段差はなし、マットを敷いて靴を脱ぎます。
玄関土間は実はピアノを格納する箱が脇にあり、ピアノ練習室を兼ねております。
またこの箱でリビングが丸見えにならないようにしています。 家族は玄関土間からそのまま裏の動線に進み、コートを脱ぎ、手を洗い、荷物を置いてからキッチンへ行けるようになっています。
リビング・ダイニングは8帖程度しかないのですが、北側から南まで視線が通るようにしており、狭さを感じないように配慮、南側のテラスデッキまで広がりを感じるようにしました。 窓辺には小さなベンチカウンター、階段にもちょっとした机コーナーを作りました。
2階の寝室には洗濯を干すための窓台のほか、窓際の雲梯が洗濯物を取り込んだ際の室内干し場にもなるようにしています。 にじり口からは簀の子床の書斎を通ってロフトまで上がる階段があります。この階段は冬の日照を1階まで落とす役割があります。
ロフトは屋根面でセルロースファイバー210mmの断熱を施し、ギリギリまで天井裏を有効活用しています。 2階の廊下はお子さんのためのボルダリングの練習場所です。
夏にはロフトからエアコンを吹き、冬は床下エアコン暖房を採用しました。 Q値=1.56 Ua値=0.46 第三種換気 耐震等級3という仕様。なかなか密度の高い住宅になりました。 |