|
・・ ルイスカーン回想録 ・・ |
3月4日(火) |
|
恩師でもある、志水英樹先生(東京工業大学名誉教授)から本が届いた。
東工大の10年間、私は志水教授の下で助手(現在の助教)として研究室を取り仕切っていた。毎年研究室には15名程度学生が所属し、卒業制作、卒業論文、修士論文など研究活動の日々。毎週ゼミ前の日は徹夜になったものの幸い学生は優秀な者ばかりなので苦労も少なく、楽しい研究室であった。ゼミでは厳しい教授も、早朝にはテニスや野球の試合で集まり、夜は飲み会とカラオケで実に活気のあるが研究室となり、周囲の固い部屋からは冷たい視線もあったが、学生もまたそういった元気の良い輩が集まっていた。
志水先生は、日本人で最初のルイスカーンの弟子でもある。 大学ではカーンに関する講義すらなかったものの、研究室で長い時間を一緒に過ごすと時々ぽろりぽろりと出てくる回想話しはは建築家を目指す若い私たちには輝かしき、楽しい話しであった。またルイスカーンが50歳で建築家としての国際デビューをしたことを聞く度に、遅咲きでも良いものを求めて探求していけばいつかは、、、と夢見たものだ。ようやく先生がその話しを一冊にまとめてくれた。
一気に読むうちに懐かしい気分になった。はたしていつの間にか私も50歳。
あの頃想像していた時より早く来たな。と思っているが、未だ国際デビューはしていない。
|
↑ このページのトップに戻る
・・ ランの館 閉館 ・・ |
3月9日(日) |
|
名古屋の中心地「栄」のすぐ傍、矢場町という所にある植物園「ランの館」は広大な敷地に優雅に庭園をもつ市の施設。いささか非難を浴びそうな立地と施設にやはり時代の空気からかメスが入り、今年の3月末で一度閉館になる。
そして3ヶ月のリニューアル期間と名称を市民公募して再スタートするらしい。
なんで?この施設のことを書いているのかというと、実はこの建物にかなりお世話になっているから。 アマチュアの音楽ユニット「Eastern Breeze」としてたびたびここでボランティアのライブコンサートをさせて頂いているからなのです。
ということで、閉館前にもう一度!と日曜日の午後、夫婦して演奏をしてきました。 その模様。
ランの花に囲まれた温室でのライブは自然のエコーがかかってなかなかホンワカしたコンサートになりました。 関東から応援に来てくれた友人の顔を見つけた時はビックリしたやら嬉しいやら・・・ |
|
|
|
↑ このページのトップに戻る
・・ 韓国版 片づけの解剖図鑑 ・・ |
3月17日(月) |
|
「片づけの解剖図鑑」が韓国と台湾でも出版されるようで、その韓国版の表紙見本が出版社から送られてきた。
うーん、28年前の1988年、ソウルに約1年居住したとはいえ、すでに韓国語を忘れている・・・ハングル文字で書かれた自分の名前は読めるが、他の内容はほとんどわからず。チェックしてくれと言われても、無理だよなあ。
しかし、私が韓国にいた’88年の時はまだ韓国の新聞では見出しには漢字を混ぜて使っていたのに、今やあの国は完全に漢字文化を捨ててしまった。 なんか記号だらけの文字、読みにくそうだ。慣れの問題かな?
文字によって本の印象がだいぶ変わるものですね。・・・ |
↓ (2014年3月17日 産經新聞より) |
|
|
ふと通りかかった本屋で見たら、なぜか周囲の本はすべてダイエット本?! 痩せろっていう暗示だろうか・・・ |
↑ このページのトップに戻る
・・ 雨戸orシャッター?どちらも見栄えが悪い! ・・ |
3月24日(月) |
昔の住宅には必ず雨戸がついていました。
木製建具では、台風などからガラスを保護する方法がなかったからかもしれませんが、アルミサッシュが主流となった1970年以降でも住まいには雨戸はついてました。 実家の雨戸を毎日を開け閉めする役目は私たち子供の仕事でした。 擦れて滑りが悪くなり空きにくくなったり、ツバメやカマキリが戸袋に巣を作ってなかなか掃除ができなくなったりしたことを今でも覚えています。
さて、この雨戸にかわる装置として最近はシャッターが流行しています。 |
|
お店や工場ではないんだから無機質なシャッターなんか!絶対使わないぞ! あんなもの、閉めている時の表情と言ったら見るに耐えないじゃん!あれは住宅に使うべきではないよ!とスタッフにも豪語していた私も、その便利さや機能的な要望からそれに代わる提案ができない時に、シャッターを設計に取り込むことが必要になることがあります。(無念!)
このシャッター何が嫌いかっていうと、
シャッターを巻き上げた時の上部に存在する大きなボックスケース。
これが嫌なのです。このシャッターケースをポン付けした様子は見栄えがかなり悪い、、だからこれを隠す方法をいくつか試しています。
軒や庇の中にケースをしまってしまうのです。
こうすると、シャッターケースは存在しないかのようにスッキリとみえるのです。 シャッターも機械ですからいつかは壊れるし点検も必要。したがって、点検蓋が開けられるように考えて、ビスで蓋が取れるような工夫もしております。
どうでしょう?
住宅設計者って細かいこと気にするでしょう?この細かいこだわりで、建物がなんとなくスッキリ見えたり、きれいだったりとか、するんですよ・・・ |
|
↑ このページのトップに戻る
・・ FMラジオ J-WAVEで別所哲也さんに会う! ・・ |
3月31日(月) |
|
年度末も今日でもう終わり。今月最後にちょっと良いことがありました。
「片づけの解剖図鑑」でラジオの出演依頼が!来たのです。
しかも学生時代から聴いていた朝のJ-WAVE!!
「MORNING INSIGHT/ J-WAVE TOKYO MORINIG RADIO」という番組です。
そりゃ断らないよね。私の学生時代はジョン・カビラさんだったけど、毎日聞いていたものなあ。もう10年前位からナビゲーターが別所哲也さんに変わりましたね。
スタジオも六本木ヒルズの33階!という眺望の良い場所。
いよいよ27日当日、朝8時にスタジオに入って、事前に放送作家さんと台本らしきものの流れの確認をしていたら、お客様からメール!
「出演楽しみにしていますよ!」とのこと。工務店をやっている後輩からは「出演中に電話して邪魔してやる!(笑)」とか。なんかかえって緊張しますね。
放送ブースに入り、軽く挨拶。
番組ナビゲーターの別所さん、、うーん背が高くて格好良い!ではないですか。とっても気さくで男が惚れるタイプなのです。
音楽が流れている間に一緒に写真を撮り、雑談もつかの間、別所さん、始まるやいなや即番組に集中。ディレクターのガラス越しの指示に目配りしつつ、会話がはじまりました。
「おはよう・モーニング!」
約15分の対談は、片づけの話しより住みやすい街の話しが中心になってしまいましたが、いつも聞かれることよりもずっと話しやすかった。
「本を出すと人生が変わるよ」と以前とある出版社の社長が言っておりましたが日常は実は何もかわりませんが、時々こんな風にちょっと洒落たところに入ることができるのは、本のおかげですね。
そういえば先日、連続テレビ小説の収録が終わったばかりの杏ちゃんにも会った。
うーん。芸能人はみなオーラが違う。
|
|
↑ このページのトップに戻る
|
<<「つれづれ日記」目次に戻る<<
|
|