北浦和のS邸はすでに完成して半年。
引越の際にだいぶ荷物を処分されたそうで、スッキリとした暮しぶり。照明は暖かみのあるハロゲンライトで過ごすため、会社から帰るとほっとできるのがお気に入りだそうです。
このひと夏、クーラーを使わない生活ができたものの、横浜からの移住のため寒い埼玉の冬が心配になってきたとのこと。 それというのもコンパクトな住宅故、リビング空間を広く感じられるように面している階段との仕切りがないため。そこから冬になると冷えた空気が2階から下りてきて寒いのではないかと思われたようです。
それでは!ということで階段に合わせた特殊な「冬用の仕切りパネル建具」を考えてみました。
形状が複雑故、型紙を段ボールで作り、いつもプロフェッショナルな仕事をしてくれる建具屋Nさんにそのまま持ち込みました。この仕掛けは、まず柱を金具で立てて、下半分のシナベニヤの階段ふさぎと、上半分の障子をはめ込んでいく方法で、
分解すると夏はクロゼットにしまえるサイズになるという優れもの(自画自賛ですが)これを一日掛かりで調整して削り、合わせながら取り付け作業してもらいました。
どうです?これで冬も安心ですよね?
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冬用の仕切りパネル建具
取付け完成
作業が終わった頃にはすっかり日が暮れ、写真は暗くなっちゃいました |