鈴木アトリエ
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・・・・・Suzuki Atelier・・・・・


つれづれ日記

2010/05月

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4日 GWキャンプ! / 9日 名古屋「ランの館」/ 11日 自然系塗装の難しさ

13日 太陽電池の換気扇! / 17日 姫路の倉庫改修が始まりました /    

23日「北浦和の家」その後 / 25日 家相 /                
・・ GWキャンプ! ・・ 5月4日(火)
ペンキ屋ロバートさんのお誘いで、15年ぶりのキャンプへ。
(若い頃は結構アウトドア派だったのですが。。。すっかりご無沙汰)

この数日前、倉庫改修の打合せの帰りの新幹線で風邪をもらって来たのか、急に40度近くの高熱が出て寝込んだばかりの病み上がりの体を引きずり、車で大渋滞の中を6時間近く掛けて山中湖の近くの道志村へ。やっと到着するとすでに皆さんベースキャンプを張って、本格的に料理をしていました。これがキャンプの料理??というほど豪勢なものばかり。パエリアやピザまで、熟練アウトドア派のなせる業です。料理の詳細は「ロバートさんのブログ」からご覧下さい。

さすがに1日目は到着と同時にテントで少し倒れて睡眠。
2日目からは次週に名古屋で行うライブ練習で、昼間から大自然の中でギターを一日中弾いてました。

ベースキャンプ ギター


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・・ 名古屋「ランの館」 ・・ 5月9日(日)
ウチの仕事とは全く無関係ないんですが〜、名古屋でライブをしてきました。
場所は名古屋市街地のど真ん中にある市営の植物園「ランの館」。とはいっても報酬も出ませんので、ほとんど趣味です。

前日の土曜日から名古屋入りしてスタジオに籠る事6時間!!
1日で10曲程を仕上げて、、、というのも、メンバーの一人が名古屋市在中のため、普段は一緒に練習できないのです。

ライブ当日、会場へ行ってみると、花の咲き誇る温室。音響設備は申し分無く、ちょっとナチュラルエコーが強かったですが、気持ちよく歌&演奏できました。
当日は「母の日」のライブイベントということでしたが、私たちアマチュアの演奏でよいのでしょうかねえ〜と思いつつ、2ステージをガンバリました。
私達を全く知らないお客さんを前に総数13曲を演奏し、最後には暖かいアンコールを頂き、 ライブは無事終了。

その後、館長から「キャンドルナイトライブを企画するからまた演奏してくれませんか?」と嬉しい出演依頼を頂きました。これは演奏がうまく行ったってことですよね?一安心です。
その時のライブ録音の一部です。反省点は多々ありますけど、、、、
    ↓

「ひこうき雲」
「La La means I love you」


ライブ会場 ギター
その後、名古屋では有名なコメダ珈琲店に寄り、遅い昼食を取りました。喫茶店文化が発達している名古屋〜、喫茶店でもボリュームある食事が・・こんなハンバーガーが出てきます。ボリュームありすぎの感がありますが。横においた携帯がミニミニサイズに見えます。

東名を走って走って、夜には無事横浜に戻りました。

コメダのハンバーガー


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・・ 自然系塗装の難しさ ・・ 5月11日(火)
「浦賀の家」では悩み事があって、現在試験をおこなっています。
屋根の廻りの樋がつく部分を破風(はふ)というのですが、この部分は通常、木材にペンキが塗られた家が多く、経年変化によりはがれてベロベロになっているのをよく見かけます。それを考慮して工務店に相談し、この家では、まず木材を水廻りに強い「ヒバ材」!にして耐久性を高め、さらに、はがれる原因となる塗装膜をはるペンキを避けて、浸透系の自然塗料を塗って仕上げてもらいました。十分に慎重な施工だったのですが、それなのに1年もしないで、はがれてしまったのです! 周辺に樹木が多く、有機物が付着しやすいとか、地域的に海風が混じってベタつくとか、考えられますが、それでも原因として腑に落ちない。いずれもガッカリなのです。
いろいろ考えても「??」がしばらく続きましたが、調べるうち実はヒバという高級材料を使ったのが原因だということがわかってきました。 ヒバという材は油分が強く、塗装をはじいてしまうくらいなので、浸透系塗料といえども、しみ込んでいかないまま、表面で膜をつくってしまっていたようなのです。・・・・なんだ、よかれと思って耐久性のあるヒバなんか使わずに、安い樹種にしておけば良かったのか、、、と後悔。あるいはヒバを使うなら、塗装はしない。これが一番良いことのようです。

浦賀の家

浦賀の家
それから杉を貼った軒天井も悩ましいのです。杉はそれほど外部環境に強くない樹種ですので、用心して自然系クリアを塗装したのですが、なんと全面にクロカビが発生していまいました。これも原因が分からず、お施主さんにお願いして、一度黒カビを撤去し、素地のままで様子を見て、まだカビるのか、それともなにも塗装しない方がカビないのか、これを見極めることにしました。破風も塗料と、材料の油分が抜けるのはどのくらい掛かるかをテストするため、部分的に塗装をペーパーで剥がした場所を作り、1年位様子を見ることにしました。次に補修するのは足場を掛けての大仕事ですので、次回は最大限長持ちする方法でおこないたいため、正確に塗料と樹種の関係を見極めてから補修しようという作戦です。しばし美観上の我慢を強いてしまいますが、よろしくお願いいたします。


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・・ 太陽電池の換気扇! ・・ 5月13日(木)
2006年に竣工した古淵の「house1300」はとんがり屋根のてっぺんに通常のトップライトではなく、古代の竪穴式住居のごとく本当に穴があいていて、風が抜け、雨が入る屋上になっています。

なんで?は何度も説明しているのでさておき、入居して数年暮らしてみると、台風時期のこともあり、「雨風が強い時に蓋が出来ると良いな〜。」という要望がやはり出てきました。 となると、当初は電動式のトップライトを付けよう!なんて話もありましたが、いかんせん費用が掛かる。。。。。ので、アクリル板の蓋を非常時には付けることにしました。

しかし!だんだんこの蓋を外すのが面倒くさくなるのが人間。今年になって一度も蓋を外さないまま冬を迎えていたのですが、とたんに窓が結露するようになったのです。 もともとこの住宅は建設コストを究極に節約した結果1300万という破格の住宅になったのですが、一方で1階に蓄熱式の床暖房を入れて、2階は床暖房をやめ、窓はペアガラスでもないので、1階の蓄熱式床暖房の温度上昇が2階に上がってくることを期待した空気の循環型住居だったのですが、こちらの思惑とは裏腹に、床暖房の燃料費がもったいないとほとんど使わず、ガスストーブに変えていたのです。
ヨット用換気扇

ヨット用換気扇

ヨット用換気扇取付け
そこで屋根の穴に蓋をしたため、自然対流の換気がうまく機能せずに、ガスの燃焼による湿気を貯め込んでしまい、壁のモイスや和紙クロス、無垢材では吸収しきれなくなった水蒸気が結露を引き起こしてしまいました。
蓋をしたとたんです。
したがって、蓋はしたいけど、換気をうまくする方法は ないか?、、費用を掛けずに。 というご相談を前から受けており、ついに見つけました!
なんと!太陽電池で動く換気扇。電源不要なのです。
これはもともとヨットなど停泊中の船のキャビンを換気するためのもの。
雨も入らず水平屋根面に付けられるというすぐれもの!
早速、取り付けてみました。これで改善するかな。。。



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・・ 姫路の倉庫改修が始まりました ・・ 5月17日(木)
いよいよ解体が始まりました。
この建物は約400平米の倉庫で昭和の初期に出来たものですので、埃も古い匂いがします。
瓦屋根は計算してみると、32tの重さです。車で換算すると30台が華奢な木材の骨組みに載っていると思うと、よくまあ建物は丈夫だなあ。。。と思ったりします。
しかし、長年の重みに耐え、地盤の影響も有り、微妙に変形し、さすがに建物全体は歪んでいました。
午後には瓦とそれをのせるための粘度土を撤去したのですが、下地に使われている「とんと」と呼ばれる、薄い杉板(アスファルトがない時代のルーフィング紙です)が小さな釘で止められており、これが2万本も出ていて邪魔なのです。。当初は「とんと」を剥がして、まずはルーフライナーを貼って、雨水対策をおこなった上で、ゆっくりと新しい垂木を施工しながらレベルの調整をしようと思ったのですが、、、。うーん、なかなか難航しております。
倉庫

倉庫


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・・ 「北浦和の家」その後 ・・ 5月23日(日)
早いもので「北浦和の家」竣工2ヶ月が経ったので、点検と称して住まい方を見てきました。

モノが、、、あまりに少ない!
引越の際に全部捨てたそうです。
すっきりと生活をされておりまして、ちょっと吃驚!

まだまだ庭などは手を入れていかないと寂しいですが、ようやくダイニングテーブルが届いたとのことで、早速宴会。そのご相伴に預かり、日本酒をたくさん飲んでしまい・・・・・

私は帰りの電車を寝過ごし、うちのスタッフは電車で寝てしまったスキに財布をすられてしまうという災難!があり、とほほ。。。(´□`;)

お酒の飲みすぎには注意しましょう!

「北浦和の家」リビング
宴


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・・ 家 相 ・・ 5月25日(火)
まだ事務所を始めた頃の2件目の設計の頃、 お施主様の生活ぶりや将来の話を聞いて、毎回意気込んで良いプランを提案しようと持っていくも、打ち合わせでは反応が良いのに、なぜか数日後に「やはり変えてください、、、」という寂しい連絡。
なんで??という状況が3ヶ月続いたある日、 私たちを悩ませていたのは「家相」だったことをお施主様が告白してくださいました。
打ち合わせ後に必ずその家相の先生の所に持っていき図面をチェックしてもらっていたのです!(毎回診断料を3万も払って!ですよ!)

こちらはまだ血の気も多い若い頃ですので
「それではラチがあかないので、その家相の先生に会わせてください!」
とお願いして会いに行くと、なるほど・・・・
その家相の先生の家を見てすべての謎が解明できたのです。

つまり家相の先生の家と同じプランでないと、どんなプランを持ってしてもダメなのです。これでは私達がプランニングする意味が無いですので、かなり非科学的なその家相学の言い分に反論したのですが、その家相の先生は最後にこう言ったのです。
「あなた、このプランで建てたら、施主が死ぬよ」

・・・・・・そんな馬鹿な。。。。。。。。。。

参りました。 こういわれてしまうと太刀打ちできません。
仕方なく家相の先生に言われるままに平面が決まっていきました。


そんなことがあっってからもう10年前。
今、久しぶりに「家相」を重視されるお施主様の家を設計しております。
でも今の私は、若い頃と違って秘密兵器があります!ので、もうなにも恐れません。その秘密兵器とは〜 :*:・ 家相リングプレート ・:*: です。

これは非売品ですので、なかなか手に入らない逸品。 描いてみては図面にこのリングを置いてみると、プランが家相的にダメかどうかがすぐわかるのです。
「あ、この配置だと、奥様が不倫するからだめだな、、、」
「うーん、これだと旦那が出世しない!かあ。。。。。。」
などと、おおよそわけのわからない会話が飛び交っております。

そういえばいましたね、そんなDr.コパなる建築士が。。。。。。
「この壁の色を黄色にするとお金が貯まる」とか、
「この玄関の位置だと子供が病気になる」とか、、、
いっそ、もっと面白い内容にしてくれればよいのに。
「子供が東大に入れます」とか
「熟年に離婚する間取りです」とか
「料理が上手になる配置です」とか。。
なんかそんな魔法があれば、困りませんね。 (面白がっております)
「北浦和の家」リビング ← こちらが秘密兵器(!)の

:*:・家相リングプレート・:*:


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