「上池台の家」のお客様のお子様と保育園で一緒とのことで、ウチを訪ねてこられたMさん一家。土地は環状7号線からすぐで、駅からも近く、とても好条件であったため購入された土地でした。家作りの素案を某メーカーからすでに受け取っていたのですが、あまり気に入らなかったそうで、私達に依頼がありました。
聞けば年内に入居希望。!?え? 時間ないですね。というわけで、即決して設計の契約をして、こちらはあたふたと敷地調査と役所での調べものをして、案を練る毎日。 厳しい北側斜線をかわしつつ、半地下を作ることでかなり満足度の高い案が出来て、早速地盤調査をしてみると、、、そこで事件は起こりました。
地盤調査をしてくれた会社の方から「隣家の住み手が、なんか家を建てさせない!?と騒いでいたけど、大丈夫???」と報告があったのです。
意味がわからず、お施主さん経由で敷地の売り主へ質疑。
どうやら、隣地との境界線が確定しないまま、曖昧な状態なのに、測量図までつけて敷地を売った模様。結局16センチ敷地が小さくなるという話になり、計画を少し縮めて対応も可能だと進めておりましたが、結局は隣家の住み手、相当の分からず屋で一方的な性格。落ち着いた方であるMさん一家も、あまりのナンセンスな話にさすがにキレて、せっかく手に入れたこの土地でしたが売主条件違反ということで、キャンセルをされて土地を返してしまいました。。この場合、損害賠償ももらえるようですが、もういいとMさん。
敷地がなくなるという話は、ウチでは初体験でした。
せっかく一緒に作り上げた案は、廃棄。
「また土地が見つかったらやりましょう。」と話し合って終わったのです。。。残念! |