造園屋と壁面緑化の相談をしていた時に余談で聞いた芝生コートの話が面白くて、 どうしても見たい!とお願いして見せてもらったのがこの写真です。 英語でコートといえば(COURT)という囲まれた場所の意味と,(COATS)は洋服。この写真の場合2つの言葉の意味を掛けているという駄洒落に笑うのですが、それと同時に実はこの写真を見たときすごく大切なことを感じたのです。 私たちは芝生COURTを見れば「あー寝っ転がりたい、いいよねえ、、、弁当持っていってピクニックなんか、、、お茶もね。」など、すごく良い印象でその場所での体験をイメージすると思います。しかし、この女性が着ているCOATを見たとたん、着てみたい!というより実にチクチクしそうでちょっとなあ、、、と感じると思うのです。同じ芝生で出来ているのにどうしてなのでしょう。COATは肌に触れるものですから生理的・身体的な皮膚感覚からは耐え難く思い、COURTの場合は視覚的イメージがつきまとうからなのではないか、と思えませんか?つまり視覚が呼び起こす快楽と生理的な身体の快楽という視点は、同じモノに全く別の評価を与えてしまうということなのです。
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