・・ 「大分へ木材見学」 ・・ |
4月12日(土) |
週末の1泊2日で、生活クラブのオルタスクエア+Q-wood福井木材(株)が主催する「どっぷり大分ツアー」に参加して「さいき杉」の見学をしてきました。
これから家を建てようとしているご家族達に混じって、実際の木の産地と伐採→製材の過程でどのような製材・乾燥・加工の方法をとっているか、またその管理方法など、材木へのこだわりや生産体制をみるために参加しました。「さいき杉」は大分県佐伯広域森林組合が加工し福井木材が東京方面に出荷しているブランド杉で、林業を再生して循環型社会を作ろう!という元気のある方々の取り組みです。
→ 森を語り、木を伝える。「 さいき杉Qのこと | Q-wood」
→ 佐伯広域森林組合
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着いて早々にまずは実際の森林で樹齢60年程度の伐採作業。静かな森にチェーンソーのけたたましい音が響き3本ほどの伐採過程を見せてくれました。その後、加工工場へ移動し、皮むき、選別、乾燥、製材、乾燥、仕上げ、検品の過程をたっぷりを見せていただきました。全国でも杉材の1本づつ含水率17%以下、ヤング係数を70を超えるかどうかをチェックして出荷しているのは多分ここだけでしょうね。実際1本毎の検品では含水率が12-19%、ヤング係数が50-80程度の幅でばらついていました。自然の材ですので当然ですが、それを強度に応じて仕分けしているほど、この「さいき杉」を製品として安心して使える国産材に仕立て上げる努力をしていることに感心しました。
日本のJIS規格ではそこまでの検品を要求していませんが、今後木造2階建てでも構造計算等が必要になっていく法改正ですので、木材のグレードを表示する行為は必然になってくるのかもしれません。
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杉の葉っぱ。 杉は谷底から太陽を求めて上に上に葉っぱが伸びる |
ヒノキの葉っぱ。 山の中腹に育つので葉っぱは横に広がって伸びる |
製材工場 丸太からどう切り出すかをモニターで確認しながら製材する機械 |
ととろ停留所 本当に「ととろ」という名前なんだそうです。 |
夜の宿泊は「農泊」という普通の民家に分かれての宿泊です。グリーンツーリズムというのだそうですが、自分の実家に帰ったようなそんな雰囲気の宿泊でした。安心院と書いて「あずむ」と読むこの地域では、元気な地元の方が自宅を開放して心のこもった出迎えをしてくれました。翌日には初めてコンニャクを作る体験も。。。。
「龍泉亭」の矢野おばさん、お世話になりました。
→
「休日を農家で過ごそう」HP
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