鈴木アトリエ
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・・・・・Suzuki Atelier・・・・・

uri
つれづれ日記

2007/1月

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12日 ・ 19日 ・ 20日 ・ 21日 ・ 26日 ・ 29日

・・ 志の輔らくご in PARCO 2007 ・・ 1月12日(金)
新年になると毎年やっている渋谷パルコ劇場での連続1ヶ月公演、「志の輔らくご」に行ってきました。噺家には、もともと関心はなかったけれど、ひょんなことから妻に誘われ公演に行ってからは、志の輔らくごCDをiTunesでBGMにして仕事したりと、結構はまってます。

立川志の輔といえば「ためしてガッテン」の司会者のイメージが強いけれど、やはり本業は噺家。ステージにたった一人で座り、舞台の装置もなく、座布団と扇子だけで、聴衆の気持ちを一気に受けての小話で人を笑わせ、感心させ、楽しませるというのはすごい事。感心するばかりです。

新年のパルコ劇場1ヶ月公演に足を運んだのは初めてで、落語のオチの後にはすごい仕掛けがあって、びっくり。見た人だけのお楽しみです。待合いホールでも、この道の職人さんの実技販売なんかがあり、お客さんを飽きさせない工夫いっぱい。さすがに10才から70才までの足を運ばせるだけの公演でした。

今回、少し話し方を学んだ気がしました。


・・ 浜省ナイト ・・ 1月19日(金)
建具/家具屋のSさんの奥さんは、かなりの浜田省吾好き。
コンサートツアーはほとんど行くし、いわゆる追っかけさん。 以前、私達夫婦が浜省ファンと知り、幸運にもチケットを譲っていただき、コンサートを久々満喫した事は一昨年の日記にも書きましたが、それから学生時代以来の「浜田省吾熱」が再来し、今に至ってます。

そのSさんから招待を受けて、浜松町のライブハウス「隠れ家」で開催された「浜省ナイトvol.2」に参加してきました。
夜8時からスタートするその会は、いわゆる浜田省吾好きの音楽人が集まり、 浜田省吾の曲だけのコピー演奏をするイベント。いろんなユニットが順番にライブ演奏します。

私達がライブハウス会場に少し遅れて到着すると、ドアの奥からは 浜田省吾本人の歌声が聞こえてくるではないですか!?「まさか特別に本人が来てるのか??え〜?!」と半信半疑で恐る恐る入ってみると、体格も髪型もサングラスも声もそっくりさんがステージに立っていました。あまりにも似すぎで怖いほど。

他の参加者は、同世代くらいの会社帰りの方もいれば、若者、年配の方、多種多様の総勢大体50人くらいかな。その半数位の人、それぞれが、次々にバンドや弾き語りで登場。そこに居る全員が浜田省吾大好きファンですから、どの曲も声援と大合唱の嵐です。まるで経験したことのない異空間に戸惑い、まだ乗り切れず、きょとんとしている私達に、到着後間髪入れず、心の準備もないままに、「次は鈴木さん夫妻!です!」と順番が回ってきました。 ろくに準備もしていなかったため、かなりの緊張!
「pain」「散歩道」のバラード2曲を演奏しました。選曲的に大丈夫なのかなあと思いながらも演奏終了。心配を余所に、みなさんにはお褒め頂き、次回もぜひ!と嬉しいお言葉でした。

全てのライブ演奏は23時くらいまで続き、その後、有志でオールナイト浜省カラオケ2次会だったそうです。あまりにパワフル〜
ちなみに、このライブハウスでは「オフコースナイト」「サザンオールスターズナイト」なんかも開催しているらしいです。


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・・ 綱島台2世帯住宅の家〜打ち上げ ・・ 1月20日(土)
前日の浜省ナイトのノリのまま、お客さんが招待してくれたお祝いの食事会にギター持参で伺いました。引っ越してから3ヶ月、ようやく落ち着いた様子で、写真に映える状態にまで片付けられてました。

洗面所、トイレなども綺麗に飾られているのを見ると、少しづつ住まい方に楽しみを見つけてくれているのが、嬉しい限りです。
また、床暖房で室内はとてもほんわか。お施主さんも「これは知ってしまうと止められないよねえ、、、。本当、良い家だわん」と
床暖房を褒められたのか、家の設計が良いのかわからんけど、まあいいでしょう。。

さて、宴会は工務店の社長、専務、大工、アトリエのメンバーと総勢10名くらい。その数の椅子がないので、リビングに作った出窓のベンチを利用しました。奥様が準備して下さった食事はとても美味しくて、ビール/焼酎をガンガン飲んでいるうちに宴もたけなわ。
ギターを持ち出し、カラオケ・マシンと化した私は、大工、お施主さんなどが熱唱 する手助けをして、お酒も回り、べろべろになった所でお開き。雨の降っているのも忘れて、歩いて帰りました。

おー、そう言えば、ウチのスタッフNさんは唄ってないなあ。
リビング
準備中 はじまりはじまり〜 カラオケマシーン登場!


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・・ ニンテンドーDS ・・ 1月21日(日)
昨日、スタッフの家族が朝からニンテンドーDSを買いに店頭で並んでいる〜と聞き、
スタッフに家族合流して並んでもらい、ニンテンドーDSをゲット!
(職権乱用?ちゃんとお礼はしましたよ。。)

手に入れたとはいっても、私が使うのではなく、我が妹の子=姪っ子のためである。お年玉の代わりに 前からせがまれていたDSをあげる事にしたけど、置いてありそうな店に入って店員に「DSを買いたいんだけど・・」と言っても鼻で笑われるばかり。どこにも売ってない!
世の中の事情にいかに疎いのか自覚。

そして、ようやく情報を得て(スタッフにたまたま聞いただけだけど)手に入れる事ができました。姪はもうすぐ日本を離れてアフリカへ移住してしまう事もあってか、プレゼントにすごく喜んでくれました。

その後、私も「大人の脳トレーニング」やりたいなあ〜・・と話していた所、妻から「そう言えば、電車の中でDSやってるサラリーマンやOLさんをいっぱい見るけど、ゲームをやってる人しか見たこと無いよ〜」と聞き、ちょっと・・・考えてしまった。


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・・ 南伊豆町の別荘(その2)・・ 1月26日(金)
昨年末までに、腐った床などを解体をして、空の状態にしたのは良いものの、
残す荷物を仕舞う場所を先に工事して確保しないと何も進まないので、離れとなっている蔵をまず手直しすることにした。

2階の床を撤去。梁だけを残し、光が入るようにしつつ、湿気った土間の原因を探ると、
雨が侵入しているではないですか。原因は、蔵の外周部の堀が10年来の枯れ草の堆積で埋もれ、水が壁にたまる構造になっていた事と、石積みの腰と上部の木造の接合部の左官が破壊していた事です。したがって、外部も防水処理を行い、お堀を掘り起こし、内部の漆喰を全部やり直して ようやく、湿気がだんだん改善してきました。いよいよ、母屋の荷物を運んで、ようやく次回、本体の改修に掛かります。

今日までの出費。蔵の改修費60万を加えて、合計140万也。
残り360万で終える事ができるのでしょうか?ちょっと不安。


蔵 蔵改修前 蔵改修後
外壁はボロボロで
雨水が侵入していました
改修前、置かれていた家財は腐っており、とても脚を踏み入れる勇気が持てなかった。  改修後ようやく普通の空間に
 戻りました。
 照明を工夫してギャラリー風に


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・・ house1300のその後 ・・ 1月29日(月)
ピラミッド状の屋根の最頂部に穴があいているこの住宅。 house1300
その下には2帖の屋上があり、室内との区画は障子だけ。雨ざらしの「天の間」です。

そのため、昨年から写真を見た人が「え!外なの?雨が吹き込むのでは??」など
反響の声も大きい家に、久しぶりに伺ってきました。
なぜかって言うと、「結露がすごい!」というお施主さんの連絡で吃驚してのことです。

伺って、普段どのような使い方をしているのか状況を聞くと、夏は「天の間」の障子をほとんど開けっ放し。網戸はなくとも蚊は入って来ないようです。なんせクーラーを付けない生活ですので、ここが空いているかどうかで換気が全然違うとのこと。友人の子供たちが来た時などに隠れ家となり大活躍しているようです。

また冬は?というと、障子は閉め切っていますが、特に問題がないとこのこと。 昨年台風のような雨の日には、テントを超えて吹き込んだ雨が、数滴落ちて来たようです。 その場合には、ビニールカバーをテントに付けて防いだそうです。

さて、床下空間は?というと、やはり子供たちに大人気。
床暖房が入っているため1階の床までは暖かさが上がってくるので快適なのですが、2階までは残念ながら、外断熱の家でもないので暖かくはなりません。したがってサーキュレーションファンを回して、すこしでも攪拌するようにして、補助のガスストーブを2階に置いて様子をみる事にしました。

さて、本題の窓廻りの結露。この原因はすぐにわかりました。
アトピーのお子さんのため、お医者さんの「冬は加湿器を付けなさい」との言いつけから、一日中加湿器を回しっぱなしな事がその原因。壁はビニールクロス、床は貼り物のフローリングとうい家ならお医者さんの言うとおりなんでしょうが、この家は壁にはモイスという調湿材を使い、呼吸をする自然素材でまとめ、塗装もひまわり油を用いて調湿をしていますので、回しっぱなしの加湿器は必要ありません。シングルガラスの窓ではこの加湿過多に耐えられず、結露発生です。
「調湿系材料だから加湿器はいらないと思うよ。」とのアドバイスによって、結露はぴたりと止まったそうです。

超ローコストゆえ、削った幾つかの工事項目が、やはりどうしても影響しています。
あと40万位掛けてペアガラスにしたかったですね。
今までの住宅でしてきたように、床暖房も全部、つまり2階にも入れれば良かったです。
これも30-40万くらいです。この辺を十分に施工できないのが1300万の住宅の限界。やはりローコスト住宅は完全なものではないということです。
この住宅の場合、それを超える良さもあるからお施主さんが我慢できるのですが、設計者としては、「あと100万なんとかしなさい!」と言ってあげるのがやはり正解ですね。
(言ったのですが、どうしてもそれが無理だったのです。この家の場合。)

ともあれ、子供も元気に育ち、3人が大きくなる頃まで様子を見ていく事にしましょう。


外観 居間 蔵改修後蔵改修後
外観の汚れは子供がテラスで
牛乳をこぼしたそうな。
  未だにワンルームで
使っている。
穴の空いている屋根の部屋は
こんな感じ。


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