玄関廻りが今年の激しい梅雨のためか、黒カビが出てるという話を
お施主さんから聞き、今日は午後から「茅ヶ崎の家」に伺いました。
竣工して3年目に入った家です。
この建物外壁は左官仕上げですが一部玄関廻りは縁甲板貼り。
見てみると、その縁甲板にポツポツと黒カビのシミがありました。
お施主さんに聞くと、「竣工後、初めのうちは木部保護オイルを塗布していたけれど
日常の忙しさの中、メンテナンスがおろそかになってしまって・・」とのことでした。
しかし、外部なので雨が吹き込むとはいえ、陽当たりもいい部分なので
何でだろう〜とお施主さんと考えながらも取りあえず
ネットサイトで見つけたカビ除去剤を試すことに。
このカビ除去剤の注意書きに「ゴム手袋、マスク、ゴーグル着用のこと、
目に入った際は必ず病院へ。作業後は洗顔必要」とあったので
大げさかと思いつつもケミカルパワーをなめては危ないと、その通り着用。
鈴木アトリエ全員で作業・・・のはずが
未知のケミカルパワーにかなり腰が引けてる様子を見かねて(呆れてかも)
室内待機を促され、うちの旦那さんのみ作業続行。
室内待機メンバーは後ろ髪引かれながらもお施主さんからお茶、お菓子をいただく始末・・・
そうしているうちに作業完了〜その結果には、かなりの効果がありました。
今回の事でわかったのは、カビ除去剤とは、美容でいうピーリングと同様、
カビのついた表面部分を一皮剥くものであって、カビを消す物ではなかったことです。
やはり自然素材は工業製品とは違い、住まいながら小まめにメンテナンスを行っていただく事が必要不可欠です。
忙しい毎日の中では大変なことですが、そうしないと木肌の風合いは保持できませんね。
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