|
外 観 |
竣工後、ご近所さんからは「この辺ではなかなか無い感じの建物だねえ〜」と言われております。
窓辺にどんなカーテンが付けられるかで建物表情が変わるものです。
素敵なものをチョイスして窓辺を彩ってくれることを期待してます。
当初は、最初からカラフルなロールカーテン等をつけようかという話しもありましたが、
家主の保証品となるとのことで不動産屋からはヤテメください!とストップがかかりました。
環境やら街に対する表情やら、色々と考えてこちらでデザインしても、
賃貸契約にとってはそんなことは無関係なのが残念です。 |
|
|
|
photo by Shintaro Sato |
建物は道路からかなり引っ込んだ印象にして圧迫感を低減しています。
ここは駐車場になるのですが、当初は植栽ブロックと言って芝生が生え、樹木が通りに対して茂るイメージを提案したのですが・・・。残念ながら、やはりこの案にもストップがかかりました。
「枯れ葉や植木の手入れは誰がするの??大変なのは嫌!」という管理人の1言で、 あえなくインターロッキング仕上に変更。樹木は1本になってしまいました。
|
内 部 |
|
|
|
photo by Shintaro Sato |
材料について
計画当初に決めていたように「ビニールクロスは貼らない。床材はキチンとした無垢フローリングで、時間の経過とともに味になっていくような白いフロアにしたい。」 を守り、
室内は打ち放しの天井、壁はペイント仕上、シナベニヤのワックス。
床はラーチ無垢フローリングに白ウレタン。賃貸としてはかなり贅沢な仕様。
フローリングのグレードを守ったのはこだわりの一つです。
やはり時間の経過とともに、傷はついても味わいの出るものにしたいと思いました。
今回シーラカンスの設計する小学校のの現場で発注のあったものに便乗して製作したもらったので、 塗装代がかなり安くなりました。
間取りについて
これも計画当初通り、 2LDKとか、部屋数ばかりを優先して生活を押し付けるプランを止め、大きなワンルームにして、住み手が勝手に、事務所にでも、ルームシェアーでも、SOHOでもつかえるようにする。 部屋を分けたい時には3つくらいに分割できるよう間取りを考慮しています。 |
水廻り |
|
|
|
この建物のこだわりの一つは、水廻りの洗面・脱衣・浴室は、室内干しが出来る明るい南側に配置し、玄関から一番遠くに配置していることです。
このため、花粉症の人はその時期、室内に洗濯物を干すことができます。
洗面所の外側には大きめのバルコニーがあります。 ユニットバスは、バスタブに足を伸ばして座れる比較的大きな1416サイズ。
これは賃貸ワンルームではありえない広さだそうです。 |
階段室 |
|
階段室は建物のセンターに位置します。
採光はハイサイドライトから確保。 |
| |