鈴木アトリエ
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・・・・・Suzuki Atelier・・・・・

横浜大桟橋

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5日 いきなりフィンランドへ ・・ / 19日 希望ヶ丘の家 1年後・・

・・ いきなりフィンランド へ ・・ 2月5日(火)
フィンランド航路
  昨年12月末に急なお誘いで、1月に友人とフィンランドに大人女子旅することになり、新年はその準備でバタバタしていました。先にいつも海外ツアーなら半年前には決まっていて、だんだん気分が盛り上がって準備〜という流れが、ほんの2週間ですべての手続きと準備を完了しなければなりません。だんだん気分が紅潮するうれしたのしい期間はなし!!始めから「焦;」(笑)行ったこともない極寒のフィンランドへ
ヘルシンキ中央駅に到着
空港からリムジンバスでヘルシンキ中央駅に到着
 この時期のヘルシンキの日中はマイナス3度くらい、でも午後3時には陽が落ちて一気にマイナス15度ほど。先に仕事でフィンランド入りしている友人が空港に迎えに来てくれて合流、計3名でのフィンランドツアー。

日本で北国といえば演歌なイメージだけど、ここではそんな陰ある雰囲気は微塵もなく、おとぎの国のようなキラキラな街並み。

ヘルシンキ街並み
イニシャルで各通りが飾られている STOCKMANNは老舗デパート
 フィンランドをよく知る友人によると『冬期の寒さ暗さを如何に明るく暮すか』がフィンランド人の国民性なんだそうで、街は絵本の中のように可愛いらしく、極寒なのに、普通にたくさんの人が外にいます。夜に見えますが夕方4時くらい。
国立現代美術館「Kiasmaキアズマ」

ホテルから歩いて国立現代美術館「Kiasmaキアズマ」へ
設計:Steven Holl  
ヘルシンキ中央図書館

その後、オープンしたばかりのヘルシンキ中央図書館「Oodi」へ歩く 
設計:ALA Architects  
ヘルシンキ中央図書館
 事前に日本から「見たい建物〜わがままリスト」をフィンランドにいる友人に思いつくまま送り、呆れられながらもそれに応えてくれて、到着後すぐに建物見学へGo!建物内もしっかり見学させていただきました。

フィンランドの首都、ヘルシンキに到着して初めてわかったのは、意外にコンパクトな街で、移動はトラムという路面電車でほとんどの場所へ行けるし、街並もきれいなので普段よりも楽しく、頑張って歩けること。しかし日本との時差は7時間。そろそろ眠気が・・・この日は友人お勧めの店でトナカイを食して就寝。。。トナカイは臭みも癖もなく美味しかったです。

アアルトのアトリエ玄関
アアルトのアトリエ前の案内 
 明くる日は絶対みたい!と、わがまま見学リスト最上位に入れた、フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトのアトリエと自邸の見学へ。ここはホテルから歩いて行ける距離でなく、ヘルシンキ市民の足=トラムに乗って向かいました。

 以前は予約なしでも見学できたらしいけど、今はアトリエも自邸も完全予約制で、ガイドツアーは英語解説のみです。

アアルトのアトリエ外観
アアルトのアトリエ 外観 
アアルトのアトリエ
アトリエは現在も稼働していてスタッフが仕事していたのにビックリ 
 アアルトのアトリエは全館床暖房。熱源を聞くと灯油式でした。当時では最新設備完備!今も当時の設備をそのまま使っているそう。とても快適な暖かさ。

 アトリエの勾配天井は日射採光を効率的にするための工夫。ほかの部屋も採光にはとても気を使っています。でも日本人が考える採光とは感覚が違うように思えました。均一な採光確保より美しい採光であることが必須のような。

アアルトのアトリエ
さまざまな光 アトリエの一角 
アアルトの自邸
アアルトの自邸の居間 奥の小上がり部屋は元アトリエ  
 自邸はアトリエから歩いて10分ほどの距離。ガイドツアーは別料金、別予約です。アトリエでガイドしてくれたお兄さんが走って先回りして待っていてくれました(笑)アトリエも自邸も、玄関の脇にはたっぷり収納できるウォークインクローゼットがありました。ここでコートと靴を脱いで見学。靴を脱ぎたくないひとはこれを着けて〜とヘアキャップみたいなビニールカバーが配られます。
テンペリアウキオ教会
岩の教会 テンペリアウキオ教会 1969年完成 
 テンペリアウキオ教会
天然岩をダイナマイトで爆破し、その穴にガラスと銅の天井で蓋をした教会。ダイナマイトって発想がすごい。。礼拝堂の音響が素晴らしいそうで、よくコンサートも開催されているそうです。運が良ければパイプオルガン演奏が聴けるとのことでしたが、残念ながら聴けず。見学後は、ヘルシンキの中心街に戻り、カフェ・アアルトでランチ。食べごたえのあるヘルシーランチの後、お土産にアアルトの本を購入。
アカデミア書店
アアルト設計のフィンランド最大の本屋、アカデミア書店 

この一角にカフェ・アアルトがある 
 見たものすべてはとても書ききれません。船でバルト海を渡り、エストニアへ入国、フィンランドとはまたひと味違うおとぎの国の街を歩きまわったり、抜群に美味しくて有名なチョコケーキ店へ行ったり、郊外にあるマリメッコで買い物したりと大人女子旅らしいことも。同行の友人2人はわがまま建築見学にとても辛抱強くつき合ってくれて本当に感謝です!

 フィンランドへ行くなら冬だよ〜と今回誘ってくれた友人の言葉がよくわかった素敵な旅でした。また行きたい、フィンランド〜!帰国した次の日に「ヘルシンキでオーロラが見えたよ〜」と友人から連絡が!!見たかった、オーロラ〜


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・・ 希望ヶ丘の家 1年後 ・・ 2月19日(火)
希望ヶ丘の家」が竣工して1年経ち、伺ってきました。

タイトな予算から設備は最小限に床下エアコン暖房、夏は壁掛け冷房エアコン2台のみで、お施主さんはそれで大丈夫なのか内心ドキドキだったそうですが、 1年が過ぎ、その暮し心地をうかがうと
「暮す前は床下エアコン暖房なんて全然だめでしょ!と思ってたのに、暖かいし温度ムラもないし、とてもありがたい」と嬉しい逆転の感想。。
おまけに電気代・ガス代ともに以前の家よりも安く抑えられているそうです。よかった!

 家に電気釜を据えて本格的に陶芸をされているお嬢さんが素敵な作品をプレゼントしてくださいました。花瓶とかわいらしい猫2匹、そしてお座りしている猫の足元にある小さな棒状のモノは、なんと、「猫用三角スケール」だそう!!

頂き物


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