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17日 偶然、おでんせ中の島のTV放映を観る・・ / 

・・ 偶然、おでんせ中の島のTV放映を観る ・・ 8月17日(金)
大倉山記念館
 テレビをつけたまま、部屋で片づけをしていたら、

 『 あなたはこの先、誰とどこで暮しますか? 』

 と、言葉が流れてきて、なんとなく目をテレビに向けた。

多様化している家族の形に社会がまだ追いつけない・・・そんな中、幸せに暮すとは?・・という番組冒頭紹介をコメンテーターたちが話している。

そういえば数年前に「血縁に基づかない新たな住まい方を考える」というシンポジウムの手伝いをしたことを思い出したけど、あれから随分歳月が経っているのに、確かに社会はなかなかニーズに追いついてないなあ・・なんてぼんやり考えていたら〜

       ?!

一人暮らし高齢者の新たな住まい施設として「おでんせ中の島」が映った!偶然にしても、この瞬間を観るなんて凄い!と、慌てて録画ボタンを押した。

この施設のお施主さんご夫婦とはもう長いお付き合いで、1度目は稲田助産院、2度目は稲田助産院別館、3度目は産後のママのための酵素風呂施設の設計をさせていただいた。どの施設もそこに訪れる人を大切にすることが施主要望だった。設計4度目となったおでんせ中の島」の際、「助産師として数えきれない人の誕生をこの手で助けてきたけど、私も歳をとり、これからは人の最期のお手伝いがしたいのよ」と話されていた。

シェアハウスがまだ社会認知の低い頃だったから、法律の壁が厚く、前例がないと役所では言われて四苦八苦。。いろんな壁を乗り越えて2015年に完成。その後も、他の高齢者施設とは1線を引くユニークな施設内容に、はじめはなかなか入居者が集まらなかったと聞いた。入所費用も良心的すぎて疑心暗鬼にさせたんじゃないかと個人的には思ったりした。

TVでは「おでんせ中の島」で猫と暮らす女性がフューチャーされていた。独身1人でエレベータなしマンションの3階に高齢になっても住めるだろうかと不安になり、介護付き高齢者マンションや、有料老人ホームなど、安心できる終の住処を探した。上げ膳据え膳だけど超高額な施設だったり、個室はあるけど6畳一間で他人と2人で共用の施設などなど、どこも納得がいかず、もうこのままマンションの3階に住み、ケアしてくれる人をお願いするしかないか・・とあきらめかけたところに、「おでんせ中の島」のチラシを偶然に手にする。個室は18帖の広さ。洗面、浴室、ミニキッチンが付き、家財が置けて、ペットも飼える、共用スペースでの食時の参加・不参加は自由。不参加連絡がなく来ない人がいれば、様子を見に来てくれる。孤独死の不安はない。自由に旅行へも行けて、近所の人達との交流会もあり、社会ともつながれる。これでやっと安心できる終の住処を得られたと話す。ほかの個室で和裁教室をしている人なども紹介されていた。入所者みんなでラジオ体操している画面に、元気に体操しているお施主さんも映っていて微笑ましかった。

人の尊厳を大切にする「おでんせ中の島」のような施設がもっと増えてくれないと、本当に困る。人間はみな、人生の最後まで楽しく自分らしく生きたいのだから。

おでんせ中の島
suumoジャーナル、YAHOOニュースなどwebニュースに
「おでんせ中の島」が掲載された時の記事
68〜83歳が7人で暮らす、グループリビングという暮らし方




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