鈴木アトリエ
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つれづれ日記

2009/3月

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14日 憧れのヤイリ工場 / 27日 大切な人 / 28日 WAVE宿河原 その後 

・・ 憧れのヤイリ工場 ・・ 3月14日(土)
岐阜のライブハウスに出演するため、岐阜に行くことになり、それなら!と余暇を利用して岐阜にある「ヤイリギター」の工場へ行ってきました。

ヤイリギター工場と言えば、アコースティックギター好きなら一度は訪れてみたい場所。そこの社長は経済誌から一般紙まで紹介される程の有名な職人。まだ国産ギターが世界から全く相手にされてなかった1970年代に、単身でアメリカに渡り、その世界では知らない人はいない「マーチンギター」の工場に訪問。門前払いの末、ショップでそのギターを買ってかえり、分解してその構造を研究。ようやく完成させたギターを今度は持ってアメリカの楽器ショーに出店して評価を受け、今に至るという強者。
かのポールマッカトニーなど海外の大物アーティストの大勢がヤイリギターの愛用者だし、BEGINが広めた弦楽器【一五一会(いちごいちえ)】もヤイリギター開発楽器です。

見学当日、紹介してくれた友人と一緒に伺うと、社長さん自ら出迎えてくれてビックリ、なんともフランクな工場。敷居が低くく、高飛車な感じの全くしない雰囲気の工場はどちらかというと手作業の工房。出荷するすべてのギターを20人程度の職人さんがすべて目を通していました。 私たちの住宅づくりをしてくださる工務店の加工場とほとんど同じ工具が並び、木の香りも一緒。とても親近感が湧きました。

社長曰く「最近の某有名メーカーでも木の扱い方がひどい。あれは楽器じゃないよ。貴重な木を使っているのに勿体無い。」と嘆いておられましたが、実際、ギター使用するマホガニーもスプルスも良い材料は少なくなってきているとのこと。
これは建築の木材と同じ状況で、本当にこれから考えていかないといけないですね。
ダブルホールのギターハート形ギター社長と記念撮影
木材乾燥 工場内部
材料になる木材を加工後、きれいに
積み上げて外部で自然乾燥している
ところ。住宅用の木材よりもずっと
長く乾燥期間をとります。    
木材の最良の部位を使用してます。
ギターの組み立てをしている工場内部。
作業中でも職人さん達は気さくに質問に
答えてくれました。         
上:試作品のギターを試奏
  させてもらいました。
中:試作中ハート形ギター
  製品化はまだ未定?。
下:矢入社長と記念撮影。


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・・ 大切な人 ・・ 3月27日(金)
もう49日が経ちました。
その時は正直日記には書けなかったし、書くのもためらった。

随分とお世話になった沖工務店の沖社長とはすでに仕事を通して8年。助産院の工事ではじめてお会いしてから、もう何件の住宅をお願いしてきたことか。その沖社長が亡くなって明日が49日。
なんかまだ信じられずにいる。 今日、最後のお別れにお線香を上げにご自宅へ行ってきました。

もともと、お酒の席からの付き合いであったが、私のような未熟な設計者を大切にしてくれ、RCばかりやっていた私に
「鈴木さん!木造面白いよ!」と軸組を教えてくれた。
自ら若い時に設計事務所に勤めていたここともあり、「設計者の気持ちを汲んでくれる社長」で、なんでも相談してきた。
沖さん
いつでも陽気でムード
メーカーだった、沖さん
まだつきあい始めた頃、良く沖社長に言われたことは今でも鮮明に覚えている。
私が設計した図面を持っていくと、さっと目を通して「鈴木さん、何が作りたいの?どこに向かっているの?」という言葉である。
こちらの意図がはっきりとしていない図面は即座に見破られ指摘されてしまった。
ちくしょー、いつかは!」と思いがんばって来て、最近ある住宅の1年点検で来られた際に「鈴木さん、これ良いねえ。コンクール出しなよ。これは良い住宅だ!」と上機嫌で話してくれたのが、つい先日。これから一杯一緒に仕事しようと思っていた矢先に突然の訃報。あんなに元気だったのに・・・。
ほんとに大切な人を失ってしまった。

沖社長が担当してくれていた工事中の2件が、そろそろ完成に近づく。
沖社長最後の担当物件。沖さんが残した仕事の後始末なので、もじって「沖土産(おきみやげ)」と大工たちと呼び、関わってきた職人と共にこれからもがんばっていきたいと思います。


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・・ WAVE宿河原 その後 ・・ 3月28日(土)
早いもので、賃貸集合住宅の「WAVE宿河原」が竣工して1年経ち、消防設備の点検をかねて、各住戸内を見せていただきました。 それぞれの様々な住まい方は、残念ながらプライベート故、写真は撮影できませんが、 特徴的な使い方をしていた部屋をいくつかだけ意味も無く、、書きます。

WAVE宿河原
1:
男性:
窓をすべてカーテンを多い、シアタールーム化し、床から天井までのスクリーンとスピーカーが8台。自転車が壁に3台も吊られていて完全に趣味の部屋。どうして窓開けないんだろう??
2: 夫婦:
脚の踏み場もないくらい散らかっててびっくり! 昔の学生部屋のよう。 でも夫婦ですよ。2人とも全く気にしていない。片付けて欲しいですね
3: 女性(学生)
ピアノと本に囲まれたきれいな部屋。しかし窓の結露がひどい!
(結露していたのは女性の部屋2戸だけ)
聞いてみると換気扇をまわしたことがないとか。。。。まわしてください!(怒)

4: カップル
ギターが数本。彼氏はベットでお休み中。脚だけが死体のように出ていた。。。
まあいいけど。

5: 女性:
びっくりするくらいきれいな部屋。インテリアもよし。とても気に入ってくれていてピカピカ。
6: 男性:
すべてモノトーンのシンプルで何も無い。打ち放しのグレー以外はすべて白と黒のものしかなく、しかも少ない。着ている服もモノトーン。これだけ生活感のない部屋も珍しい。

まあ、それぞれ変わった住み方で面白かったと同時に参考になりました。
あと気づいたのは、すべての家が薄型テレビを持っていたのが印象的でした。
結局、意図した設計コンセプトに対して、どのくらい予測通り?予測を外したか?というと

1) 床のフローリングは白ウレタンのの無垢材にして良かった。
こうした色のフローリングが珍しいようで、結構決めてとなったようです。

2) 南側に洗面/脱衣を設けたことで、寝室がその近く(南側)になり、結果リビングのような使い方は北側のキッチンに近いところに。これは想定通り。
3) 移動式のクロゼット家具を2台置いたのだが、間仕切りとして壁のように積み上げている部屋は一つもなく、胸の高さの間仕切りとしてベットを隠している部屋が多かった。
4) バルコニは、狭いと使いにくいだろうと奥行きを1.2mにして設けたが、全く使われてなかった。もしかするといらない?という感じだった。これは洗面/脱衣室を南側に置いたため、室内干しにしているからかもしれない。

以上、18戸の家を見ることができ、新たに賃貸マンションの構想が湧いてきました!
また、設計したいですね。


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