うりり〜ん日記 〜〜〜〜〜〜

 2001.5.29(火曜日)

設計も調理も一緒?


全ての分野で、なにかと「自然にもどろう!」というムードが広まりつつある今日この頃、
建築界も御他聞に漏れず、その影響がかなり見られます。
それ自体はとても良いことの1つだと思うけど、そこにはちょっと「?」があります。
こだわっていること、偏ってませんか?

いくら良い材料を集めてきたって、その材料を生かした使い方まで、ちゃんと考えているのかなあ?
自慢のお家を見学させてもらったら、素晴らしく良い材をあちこち使って施工されているんだけど、
なんか変!っていうこと、結構あるんですよね。
何で変なんだろうと改めてよく見ると、その「良い材」と「良い材」の取合いを、バランスも考えず、
ただ良いからって寄せ集めて使っていて、材料の押売みたいになってる。
それなのに基本的な納め方はないがしろにされて・・・・・・

料理で例えるなら、雑誌やTVで情報収集した最高食材を産地直送してもらって、いつも通りの調理しか知らないから、取合えずいつも通りにやってみたら、やっぱり大して美味しくないなあ・・っていう感じでしょうか。
というか、大概、それはまずい料理なっちゃうんですよ。
でも、本人は鼻高々、最高料理だと思っている。自己満足以外の何者でもないでしょ。
最高食材を調理するには、それなりの知識と技術がなくっちゃでしょ。

 逆に、どこでも手に入るお手軽材料を駆使して、目茶、美味しい料理を作り上げる人だっているでしょ。
それが真のプロだと思うんですよね。
もちろん、そういうプロは良い材料を使うなら、ちゃんと事前研究して、必ず生かすように扱うはず。
どの世界も同じですよね。

基本も判らず、プライドばかり掲げ、ただ材料や設備に頼って作り上げたって、創造じゃなく、工作。
単なる自己満足にしかならないこと、設計者として仕事している人は自覚してほしいです。



 2001.5.25(金曜日)

引越しして1ヶ月が過ぎました


大倉山から六角橋に引越してきて、あっという間に1ヶ月が経ちました。
大倉山に居たころは、東急の駅から徒歩5分という利便さに、
部屋の狭さや、日中でも暗い室内には目を瞑り、「しばらくはここに腰を落ち着けてがんばろう・・」と思っていました。

しかし、六帖+台所のスペースでは思うように模型創りも出来ず、お客さんが来ても、
「すいませんね、狭くて」と言うのが決まり文句の様なってしまい、
図面を広げるスペースにも事欠ける始末。

引越した今では考えられない・・・!
「またいつでも戻っておいで。寂しくなるね。近所に来たら遊びに寄って。」
大家さんから優しい言葉をかけてもらいましたが、
ごめんなさい、もう戻れません!
今は、引越し前とは比べものにならない環境の良さなのです。

広さはもちろん、日中は家中の全て戸を開け放して気持ち良い日差し&風を満喫しています。
打合せに来た人も必ず「気持ちいいですね」と言って縁側や畳間でゴロゴロ、長居しています。
みなさん、忘れかけていた日本人の心が呼び起されるのでしょうか?
幼い頃には身近にあったはずの日本家屋。
玄関は引き戸、畳の続き間、その外側に縁側が走り、庭を見ながら日向ぼっこ。

とは言え、その日本家屋を一日中こんなに開けっ広げにしながら、仕事場として使っているなんて、かなり不思議らしく、道行く人は全員、興味津々の顔で通り過ぎていきます。
「ここは何?」目が語ってます。

今週末には、庭でバーベQでもしようと計画していますが、またもや周囲に好奇の目にさらされそう。


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